サンプリングした試料は試験室に持ち帰り、依頼主の設計・施工に必要な土質特性や土質定数を求めるため様々な試験を実施します。
粒度試験(ふるい分析)
土の粒径の分布状態を調べる試験で、各大きさのフルイに残留した質量を計量します。
土粒子の密度試験
土中の気体や水分を除いた土粒子部分のみの単位体積質量を求める試験で間隙比や飽和度の算定などに利用されます。
一軸圧縮試験
自立する供試体に対して、側圧を受けない状態で、鉛直方向に圧縮し、最大圧縮応力を求める試験です。一軸圧縮強さは、飽和した粘性土の強度指標として用いられています。
三軸圧縮試験
土のせん断強度を求めるための試験で、円柱状の供試体を圧力室に入れて、周囲から測圧をかけて同時に鉛直方向に圧縮し応力とひずみを測定します。
圧密試験
圧密試験は供試体に荷重を加え、その圧密状態から土の沈下性状を求めるための試験です。