土木・建築など、あらゆる構造物を建設するには計画地盤の地質状況を十分に把握することが不可欠です。ボーリング調査は現地盤を円筒状に掘削し、直接コア の状況観察できるので最も有効で一般的に用いられている手法です。また、掘削孔は標準貫入試験や孔内水平載荷試験などの原位置試験あるいはサンプリングに利用されます。
桟橋を利用した海上ボーリング
軟弱地盤では特に圧密沈下や液状化などが問題になります。海岸堤防や周辺への影響などを予測し、対策工を検討します。
急斜面での橋梁基礎のボーリング
作業は斜面上で実施するため傾斜地足場で行います。ボーリング及び解析結果から橋梁基礎工の提案をします。
砂防ダム基礎の調査
砂防ダム計画地点での基礎岩盤の分布状況を確認する目的で行います。
建築物基礎の調査
調査は平坦地足場で行っています。建築計画地盤の地質状況や支持地盤の深度を明らかにし、設計に利用します。
シンウォールサンプリング
土質試験用の試料採取はシンウォールサンプラーを用いて原地盤に近い状態でサンプリングを行います。
ロッド検尺状況
ボーリング完了後、掘進深度を確認するためロッド検尺を行います。通常、監督員の立会で行われています。
ボーリングコア採取状況
ボーリングにより採取した試料はコア箱に収納し、土質分布状況を直接観察します。
土質標本
コア箱に収納した試料を1ｍ毎にサンプルとして、透明の標本ビンに詰めます。
